絶景であるにもかかわらず、撮影したその写真はそれほどでもなかったという経験はありませんか? 非常に美しい夕景なのに、iPhoneで撮った写真を見るとそうでもなかった、という経験は?
私はかつて、このような問題を経験していました。私は、自分の撮影した写真が、撮影していた時に感じたものほどではない、ということによく、不満をもっていました。
風景を撮影する際は、2つの選択肢しかないと思います。下の写真はどちらも、空を多く含む写真ですが…
地平線以下の部分の風景が暗くなりすぎています。
しかし、こういった失敗は、風景写真の大きな秘密を理解したとき、全て変わりました。ぜひ、ご説明させてください…
その秘密というのは、露出のバランスをとることです。
素晴らしいと思いませんか…しかし、どうやって露出のバランスがとれるのでしょう? いわゆる、HDR(ハイダイナミックレンジ)でよく使われる手法を取り入れるのでしょうか?
そうではありません。
もう1つの方法があります。この秘密を習得するには、ある種の技術的なものに頼る、というよりは、写真撮影におけるニュアンスを理解することが必要となります。
露出のバランスをとる方法
まずは、カメラでデジタルセンサーが光を記録する方法を理解することから始めましょう。
光がスマホのカメラのようなデジタルセンサーに記録される際、写真のある種の情報を固定します。
後に写真をどのように編集できるかに関して、制限が出てきます。
例えば:
写真の中で空がすでに明るすぎる部分を暗くはできません… しかし、風景の影の部分が暗すぎる場合、それを押し出すこと(無理のない範囲で)はできます。写真の中の空のハイライトが、真っ白になっている場合…情報を元に戻すことができません。しかし、ちょっと暗めの写真であれば、ある程度まで明るくすることができます。
1. 露出バランスの第1段階は、少し露出アンダー(暗すぎくらい)で撮影することです。
おそらく、空はパーフェクトに撮影できますが、地平線以下の風景は暗くなりすぎます。
2. 第2段階では、地平線下の風景(もしくは暗めの部分)を、どのように”選択的”に明るさ/露出を調整するかを理解しましょう。
私のお気に入りのアプリ”Snapseed”では、写真のある独立した部分で、明るさを上げることができるSelective Adjust モードがあります。
また調整部分のサイズを変更することもできます。
必要だと思う、暗すぎる部分だけ露出を選択的に上げましょう。 必要に応じて複数の調整を行いましょう。
こういった調整を適用すれば、地平線下の風景を明るくすることができ、写真全体の露出のバランスをとることができます!
お気に入りのフィルター/テクニックで写真をさらに編集することができます。楽しんでみてくださいね!
David Molnar
私は、自身の iPhone Only Photography eCourseにて、「写真撮影時の感動を再現する編集方法」を教えています。コースをチェックいただき、テクニックを学んでいただくことをおすすめします。コースの詳しい情報はこちらでご覧ください:iPhoneOnlyPhoto.com