先日実家に帰った時に、妹から写真の撮影を頼まれました。
きちんとした写真はフォトスタジオで・・・という方も多いと思いますが、カメラとちょっとしたライティング機材があれば、おうちでもキレイに写真を撮ることができます。
今回は、マンフロットのSPECTA LEDライトシリーズ MLS900FTを使って、他の家族からの要望もあり、結局みんなを巻き込んでの大撮影会となりました。
自宅の6畳和室。床の間の前に椅子を置き、撮影位置を決めます。
LEDを据えてテストシューティング。
このSPECTA LEDライト MLS900FTは、光量と色温度が調節できる優れもの。ダイヤルを回しつつちょうどいいポイントを探します。
LEDライトだけでもこれはこれでいい感じです。
が、今回は全体的に明るい感じにしたかったので、さらにクリップオンストロボ1台を部屋の障子窓に向け、バウンスさせて光を部屋全体に廻しました。
みんなそれぞれが着飾って、カメラの前で思い思いのポーズ。
こういうセルフプロデュースも自宅撮りならでは!
トータルで30分ほどの時間でしたが、撮る方も撮られる方も、肩肘張らないラフな撮影を楽しむことができました。
妹から掲載許可が出たので本人もお気に入りのショットを1枚。LEDライトがレフ板的役割も果たしてくれて、いい感じになったと思います。
ちなみに、妹は癌でかなり厳しい闘病生活を送っています。体力も落ちてしまって、あまり体に負担のかかることはできません。
不自由も多いけれど、それでも彼女は前を向いて、毎日を生きています。
今回の撮影でも、自分で一生懸命化粧をして、お気に入りの服を選んで着飾って撮影に臨みました。
妹のように病気を抱える人、あるいは足腰が弱って出かけるのがおっくうなおじいちゃんおばあちゃん。
そういう人でもちょっとした写真を撮る、撮られる楽しみを感じて欲しい。そしてそれが少しでも生きる張り合いに繋がったらいいなと思います。
安藤 早苗/Sanae Ando