14.10.2013

クリエイティブな制約を受け入れる

14.10.2013

クリエイティブな制約を受け入れる

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初スマホ、iPhone 3Gを購入したのは、2009年の9月でした。それ以前は、主にキヤノンのフィルムカメラとLumixのDSLRを使用しており、ベーシックなスナップ以外にiPhoneのカメラを使おうとは思っていませんでした。私が最初の頃にとったiPhone写真を見れば、iPhoneカメラに全く取り合ってなかったことが明らかでしょう。

しかし、すぐに、スマートフォンのカメラはスナップショット以上に使えるものだと解りました。携帯電話のカメラの品質の限界や、アプリでしてしまったひどい処理に対する大きな批判がよくあります。これは、携帯電話のカメラやアプリがイメージ作成のツールの1つであるだけだと理解できないフィルム写真信者が、偏った見方をしていることが関係します。美しい写真や写真をベースとしたイメージを創造するのに正しい/間違った方法などなく、日曜日のブランチや午後の散歩にiPhoneを持って出かけるのであれば、それを目いっぱい活用するべきではないでしょうか?

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iPhoneのHipstamaticアプリは、最近、Buenos Aires HipstaPakという、DiegoレンズとUchitel 20フィルムと Blanko C16フィルムのセットをリリースしました。新しいHipstaPakがリリースされるときはいつもドキドキします。というのも、自分の写真撮影に制約を課すカメラアプリを使うチャレンジを好んでいるからです。

人工的な制約には、自分が予想だにしないやり方で、自分の創造力を引き延ばす方法があり、Hipstamaticのフィルムやレンズはそれにぴったりなのです。フィルムの能力や自分が組み合わせたレンズの限界の中で、自分のイメージの限界を決めるので、そういった制限で作品を制作することは、自身に反するものというよりは自身のための方法を強制的に探すものと言えるのです。

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インスピレーションとクリエーションを求め、クリエイティブなツールとして人工的な制限を利用することは、.ある意味、昔から行われてきたことと言えます。与えられた練習用のツールはどれも、ドローイングにおける異なるインクや紙の種類での関係性の中で、私たちが求め、見つけることができる、自身の制限を既に宿しているものです。クリエイティブなプロセスをそれなりに深め、さらなる制限が付け加えられます。
例をあげましょう。物書きの人たちは、特に難解な詩の形式やGeorges Perecの Les revenentesアルファベットのE以外の母音を使わず書かれた小説,のようなリポグラムといった極端なものを使うとき、制約を進んで登用するのです。

こういったタイプの制約は、自分の選択の制約としても現れつつ、選択の停滞からも脱却させてくれる効果を持つことを目的としています。撮影主題やスタイルに対する制限のない選択肢に直面すると、容易に圧倒されたり、自分の可能性を一層引き出すことのない馴染みの選択に頼ったり、しがちです。しかし、特定の一連の制約の制限に立ち向かわなくてはならないとき、自分の限度を押し広げることにもなりうるのです。

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iPhoneのHipstamatic Buenos Airesレンズとフィルムのコンビは、私が通常好むよりも、ソフトで粒子感のあるイメージを作り出しました。というわけで、最初は自分の写真にがっかりしました。しかし、もう一度見てみて、その写真が失敗というよりは、予期せぬほどのビンテージ感と、美的な低資質感があることにしました。そして、古典的なスタイルのカラーリタッチングを加えれば、進化し得るものになりました。自分のiPadのPhotoshop Touch、購入してはみたものの、それで何かをする機会がなかった、で画像に色を加える考えが浮かびました。

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私が白黒写真にカラーリングを施す際の、シンプルな3ステップを以下にご紹介しましょう:

  • 初めに、iPhoneのHipstamaticアプリでDiegoレンズとUchitel 20 フィルムを使って撮影します。
  • .次に、iPadで写真を開き、Photoshop Touch アプリで、2番目のレイヤーを作ります。ここで、色付けしたい部分に色を入れます。
  • 最後に、2番目のレイヤーの不透明度をだいたい20%から50%の間で下げます。下げ幅は、写真のコントロストや露出の見え方に、付加した色がどれくらい影響するかによります。

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Hipstamaticアプリで強いられる制約を受け入れることで、白黒写真に色付けする方法を学ぶ第1歩を踏み出すことが出来ました。しかも喜んで。なぜなら、私がそうすると考えることもなかったからです。これはシンプルなプロセスでした。カラー写真にも、斬新さや幻想的なセンスを加えたいと思うようになっています。

あなたは、創造的な作品を深める方法として、人工的な制約を課したことがありますか?もしそうならば、どんな制約を課し、作品にどんな影響を与えましたか?

Elan Morgan

著者について: Elan Morganさんは、ブロガー、webデザイナー/コンサルタント、iPhoneographer、演説家であり、カナダのSaskatchewanに在住の詩人でもあります。彼女はSchmutzie.comで働きつつ、 spreads gratitude through Grace in Small Thingsを通じて感謝の気持ちを広げています。また、Canadian Weblog Awardsでブロガーとして表彰され、様々な場所で演説も行っています。 彼女は、個人的にも、プロフェッショナルとしても、質の高いコンテンツをオンラインで提供しています。

iPhoneographerとして、ニューヨークやトロントのWinnipegでのカンファレンスでiPhoneographyを教えていたり、Alli WorthingtonのiPhone Photography:The Visual Guideに寄稿したりしています。彼女の作品は、2012年、バルセロナで展開されている展示会Ubiquographyで展示されたり、世界中の35か所で企画されたりしました。最近では、Blog Design For Dummiesという本で特集を組まれています。

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