作品タイトル：花葬
撮影：関　知夏

ここに掲載する一連の作品は、私が前から撮りたいと思っていた演出写真です。
テーマは「生と死」です。

生き生きと咲いている花とは対照的に少女の肌は白くなり動くことはない、これらを意識して撮影しました。また、今回の作品は光と色に注意しながら撮影を行いました。
テーマが「生と死」ということで、少女の肌を死人のように色白くする為に、ライトを使用し、元から白い肌をもっと白く見せれるよう、光の当て方で試行錯誤しました。

色は、イメージしていた雰囲気が薄暗く寒いものなので、ホワイトバランスをコントロールし、青っぽい画になるように撮影しました。

特に今回はマンフロットの三脚を使っての撮影を行いました。
私はこれまで三脚を使っての撮影をあまりしたことがなく、最初は少し苦戦しました。が、やはり、三脚を使っての撮影は暗いところでもぶれることなく、しっかりと撮ることができました。
今回の撮影で三脚の便利さがよく分かったので、これからは三脚を積極的に使った撮影もしていきたいと思います。

撮影をしていて学んだことは、自分の中でしっかりと作品のイメージやテーマ、雰囲気を固めることがとても大切だということです。

私は今まで演出写真を撮っていても単写真でつくることが多く、組写真で作品をつくることはあまりありませんでした。
これまで、作品のイメージ、テーマ、雰囲気をあまりしっかりと決めて撮る事が無く、今回の組写真をつくる時もあまり考えずに撮っていたら、何を伝えたいのかよくわからないものになってしまいました。

撮り直す際に、テーマやイメージを良く考えて撮影してみると、それまでの作品とは異なり、少しは見ていただいた方に何かを伝えられるような作品になったかなと思います。今回のことで、作品の感性をイメージすることの大切さがとても学べたと思います。

【撮影者】
関　知夏（せき　ちなつ）
宮城県柴田農林高等学校　写真部　２年

2013　全国高等学校総合文化祭（長崎大会）写真部門出展
2014　全国高等学校総合文化祭（茨城大会）写真部門出展予定

【使用機材】

Canon EOS 60D
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS
SIGMA 30mm F1.4

マンフロット 一脚 MM294A4
マンフロット 三脚 055XPROBJP
マンフロット LEDライト ML360HP-1

*2014年1月は、twitterで交流のできた、宮城県柴田農林高等学校の写真部に所属する、高校生フォトグラファーの連載となります。作品を作るにあたり、マンフロットの製品を使用していただいています。

宮城県柴田農林高等学校写真部:
全国高等学校総合文化祭、写真甲子園に何度も出場経験のある、 写真部。

仙台宮城デスティネーションキャンペーンの一環として「柴農写真部移動写真館」では「おおが わら桜まつり」会場での写真プレゼントの活動をしたり、埼玉栄高校写真部との「高校写真部による東日本大震災復興応援プロジェクト」の主催や「みちのく応援団」の震災復興支援のカレンダー作成プロジェクトへの参加など、社会的な活動も活発。

Twitter: @sbnpc https://twitter.com/sbnpc

高校写真部による東日本大震災復興応援プロジェクト：https://www.facebook.com/yell4japan

みちのく応援団東日本大震災復興支援チャリティーカレンダー：http://www.daishinsha.co.jp/charity/

※マンフロットの兄弟ブランド GITZOの三脚はこちらよりご覧ください。