19.02.2015

写真を創るもの。「色」

19.02.2015

写真を創るもの。「色」

写真を撮影する上で私が一番楽しんでいるのは、フレーム内全体や細かな部分の色をどうしたいかイメージして、写真をそのイメージに近づけることです。
被写体そのものが持つ色が既にあるので、絵を色付けするように好きな色にすることは不可能ですが、可能な範囲でコントロールすることができます。

天気の良い朝、海に撮影に行ったのですが、この時はどうしても海をこってりとした青に撮りたくて、色温度とカラーフィルターの調整で夜の海のように撮りました。

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暖かみのある色調にしたいときは、色温度を高めに。

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夜明けの写真はいつも、どんな色調にすればより素敵に見えるのか、迷いながら調整しています。

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私は青みがかった色にするのが好きです。
気付くと青寄りの写真を撮っています。
人によって、好きな色調があるのではないでしょうか?あなたの写真にはどんな色調の写真が多いですか?

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この写真は、青寄りの設定を戻し忘れたまま撮ったので、たまたまこのような色になりました。ピントが甘くても、実際と比べると色調が不自然でも、見たときに自分が楽しい写真。
そういった発見も楽しみのひとつです。

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色を意識する上で一番気にかけているのは、全体を淡い色調で撮りたい場合を除いて、「黒い部分、黒くしたい部分を黒く撮る」ことです。
影にはトーンがありますが、「黒」は「黒」です。黒い部分、黒くしたい部分をしっかりと黒く撮らないと、周囲のトーンの変化やシャープさが中途半端になってしまいます。
他の部分を自分が表現したい色にできたとしても、黒がうまく表現できていなかったら撮り直します。

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被写体が持つ色を基に、私が表現したい色。実現可能な範囲。両方が交差する部分を見つけるのが私の一番の楽しみであり、苦労している部分でもあります。

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シーンによってMK190CXPRO3T-3WPOCKET三脚LPIXIを使っています。

POCKET三脚Lは、このコンパクトさで最大耐荷重が1.5kgとしっかりしていて、テーブルの上で使うときなどに重宝します。
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PIXIは耐荷重1kg、自重190gと小さくて可愛らしい三脚です。
POCKETよりも全伸高が高く角度を付けられるので、テーブルフォトだけではなく幅広い用途に使えます。

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通勤用のバッグにもカメラと一緒にラクラク入ります。
仕事帰りの夜景撮影にいかがですか?

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次回は、「絞り」をテーマにお送りします。

tunakko/Kazuha Enomoto(ブロガー)

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