13.04.2015

スマホがコンパクトカメラになるとき

13.04.2015

スマホがコンパクトカメラになるとき

私はここ何年か、趣味として写真撮影を楽しんでいるのですが、機材をもってないときに何かが私の琴線に触れたら、自分のiPhone 6をポケットから取り出して、写真を撮っています。写真を撮るということは、シャッターを単純に押せばよいということではありません。光量が少ない状況だったり、サポート機材を持たずに手持ち撮影する際は、特にそうです。
iPhone6は、8メガピクセル、画素ピッチ1.5µメートル、f2.2開口部を持ち、自動手ぶれ補正のあるカメラで、どんなときでも素晴らしいイメージを撮影できるといえるでしょう。でも、フィッシュアイスタイルの写真を撮りたかったり、望遠機能を使いたかったり、スマホを三脚につけたりしたかったらどうでしょうか?
マンフロットのKLYP+があれば、それも問題ありません:KLYP+は、スマホをかなり機能的なカメラに変換してくれるキットで、多様性と共に安定感もあります。
このキットは非常に軽くて小さいのでバッグに入れて持ち運ぶのに何ら問題なく、スマホを使っての撮影でクリエイティビティを発揮する手助けとなってくれます。

私が使っているKLYP+は、以下となります:

1

私のホームタウンである、ローマのCivitavecchiaの屋内外で、このセットを使って何枚か試し撮りをしました。

2

3

ケースはよく設計されていて、魅力的なものになっています。 ごく簡単にiPhoneに装着できます。このケースにiPhoneを装着しても、iPhoneのボタンやポートのすべてにアクセスできます:ライトニングケーブルやヘッドフォンのポート、電源ボタンやボリュームボタン、すべての機能にアクセスできます。
非常に軽いポリカーボネート製ですが、このカバーはすべり止め仕上げになっており、扱うのも簡単です。ぶつかったり落ちたりしても大丈夫なように丈夫にできており、iPhoneに装着して、背面やデバイスの周りをかすり傷からも保護してくれます。ケースの内側はスムーズで、外側は起伏のあるテクスチャーとなっています。

4

カバーの後ろには、カメラ(レンズ)やフラッシュ用の開口部があり、カメラの動作という点において制限なく(反射や影となることなく)写真を撮ることができます。ブランドネームの”Manfrotto”が、背面にななめにエンボス加工で浮き上がっています。

5

ディスプレーを囲む保護ともなるカバーの厚みは、iPhone自体のコンパクトさにそれほど影響することがなく、奥行は1cm強といったところです。
私が使用しているものは他に、2つのレンズがあります: 広角(フィッシュアイ)と3倍望遠のレンズです。

6

広角レンズは120°アングルの画を撮影することができ、ほぼ円形のイメージを作ることもできます。3倍望遠レンズは、遠くにあるもののディテールを簡単にとらえることができます。どちらのレンズもレンズをカバーの該当場所にねじ回して取り付けるだけです; 撮影した写真はクリーンでシャープで、きちんと焦点もあっています。また、ご覧のとおり、ディテールの粒子も荒くありません。

7

8

どちらのレンズも、レンズキャップが撮影側と取り付け側の両方についています。
撮影側のレンズキャップにはマンフロットのロゴがエンボス加工であしらわれています。レンズの種類は、レンズの外側の縁にプリントされており、iPhoneにレンズを装着するときに間違いが無いようになっています。レンズには、専用の小さな袋が収納用に付属しています。

9

低光量の状況での写真撮影で必須のアクセサリーは、3つの玉の(定常光の)LEDライトで、標準の1/4の三脚取り付け用のネジ穴があるアッタチメントが付属しています。

10

11

12

このLEDのサイズも小さく、簡単に扱えます。タテ、ヨコ自由にスライドさせて、ケースに取り付けることができます。3段階の明るさ調整ができ、スタジオでも、メインライト/サブライトどちらでも簡単に使用することができます。
状況に合わせて、光量を調整することができます。上下左右から被写体に向かう光源としてスマホから独立して使用することもできますし、レンブラント効果を演出するのにも使用できます。

機能としては、225ルーメンの輝度と、60°の照射角のライティングパフォーマンスを提供します。LEDの製造にあたり使用された最新の技術のおかげで、撮影イメージの色は他からの影響を受けることなく、明るく、完璧な飽和度で、ナチュラルな肌トーンなどを表現します。
ポートレイトの被写体などの色転びを防ぎ、’赤目’ になってしまうこともありません。

13

LEDにはバッテリー問題もありません:付属のUSBを使用して充電することができます。

14

ネジ穴アタッチメントは、LED自体に取り付けても使用できますし、マンフロットの三脚にも取り付けて、サブライトの光源としても使用することができるでしょう。

15

このネジ穴付アタッチメントのおかげで、自分のスマホをマンフロットのミニ三脚PIXIに取り付けることができました。こうすることで、iPhoneに最適な安定性が生まれ、不要なブレが防げ、様々なアングルから写真を撮影することが可能となりました。結果として、写真やムービーを撮影し、カメラのブレなく、クリアなイメージを作ることができました。

16

何と表現すべきでしょう… KLYP+を使用することで、「iPhoneを使用した撮影を楽しむ人」が、撮影術の新たな手法を試せて、素晴らしい結果を得ることもできるのです。KLYP+は総じてコンパクトで、非常にうまく設計されており、事実、バッグに入れて持ち歩く”マストハブ”のガジェットだと思います。
試用する機会をいただけたことを本当に感謝しており、iPhoneユーザーのすべての人に、おすすめしたいと思います。

17

2つのレンズを使って撮影した画像を下に掲載しています。

フィッシュアイ:

18

19

20

21

22

3倍望遠レンズ

23

24

25

Sandra Corrado

出身は、Salentoですが、現在Civitavecchiaに住む41歳です。
職業はエンジニアで、2011年から写真撮影を楽しんでいます。
撮影は独学で、実験してみることが好きです; 最初は風景写真にハマりましたが、しばらくしてポートレイトに移りました。被写体が発する感情に魅了されたわけです。
シーン撮影や静物撮影も楽しんでいます。私にとって写真撮影は、観察したものの痕跡を残す方法といえます。
私の写真は、様々なイタリアの写真雑誌に掲載されています。

Email mariasandra.corrado@gmail.com Facebook www.facebook.com/sandra.corrado.3 Twitter twitter.com/SandraCorradoph Website www.sandracorrado.com

Top
Our Brands