11.05.2015

料理写真にLUMIE Muse照明を使用

11.05.2015

料理写真にLUMIE Muse照明を使用

今まで私は料理の写真には自然光しか使用したことがなく、影を和らげるためにレフ板は使用するものの、LED照明は使用したことがありませんでした。 Manfrotto が当社の最新照明、LUMIEの使用を提案した時、私は躊躇しませんでした。 喜んでトライしました。 私のシーンに新しい照明方法をもたらす機会だったからです。

料理写真
まず料理写真に試用してみることをお薦めします。 照明には3、6 、8 LEDの3モデルがあり、私は料理写真に最適で最も明るいLumie Muse 8 LEDを試しました。

本照明は付属フィルター3枚を含み(3LEDsバージョンは2枚)、1枚は強烈なLEDライト(白色フィルター)を和らげ、拡散します。他2枚は暖かい感触の照明を演出します。 また4レベルの照明強度を調整することができます(他2照明は3レベル)。

写真1

実用的なサイズでとても軽量です。 下の写真のように片手で持つことができます。 写真バッグに簡単に収納できます。

写真2

使用方法
3通りの使用方法があります。 下の写真のように、付属のコネクターにより照明をカメラフラッシュのホットシューに取り付けます。 コネクターボールジョイント(8LEDsモデルのみ)を使用することで照明ヘッドの位置を調整し、シーンの特定場所に焦点を当てることができます。 非常に便利でした。

写真3

もう一つのオプションは標準ネジが適合する場合、照明を三脚に取り付けます。

または自在な動きが必要な場合、単に手で持つことができます。 カメラと三脚とリモートコントロールを使用する場合、この方法が最適なソリューションでしょう。 必要な場所に照明を当て、選択した距離から撮影することができます。 置き場所として小さなテーブル三脚の上に照明を置けば、簡単に取り出せます。

写真5

フィルターについて一言。 設定はとても簡単です。 照明の専用サポート部にはめ込むだけです。 効果を高めるために3フィルターまで使用できます。

トライで撮った写真
以下はトライで撮影した写真ですが、結果が分かることと思います。 私は通常の撮影と同様に窓の近くに立ち、レフ板を向かい側に置きました。 カメラは三脚の上に置き、手でリモコンを持ち、照明を自由自在に動かしました。

照明を初めて持った時、テストを行うと良いでしょう。照明強度やフィルターの有無を変えながら、接近したり離れたり、左、または上から照らしてみてください… テストを行うことで新しい照明の使用方法をマスターし、メカニズムを理解できます。

例 1
下の写真ではナイフをハイライトとした写真が必要でした。 左の写真から明らかなように、窓からの光だけではブレードをハイライトするには十分ではありませんでした。 そこで白いフィルターを入れた照明を使い、1レベルの強度を選択しました。 照明を右上に置き、ブレードやナイフの溝部分にライトを当てることでビジュアルインパクトを作り出しています。

写真6

例 2
下の画像では少し違う方法で照明を使用しました。 私のアイデアは一番下の赤いスグリに光を当てて美しい光のブーケを作り上げることでした。 照明によりシーンの背景が照らし出されるさまをを見てください。 この写真では白いフィルターとレベル2の光の強度を使い、背景に光を当てました。これでフルーツと背景だけが照らし出されます。 手前のフルーツも照らし出されていますが、後方のフルーツにより光が当てられています。 こうすることで写真がよりマジカルに見えます。

写真7

例 3
最後の例では冷たい雰囲気のシーンを暖かく、明るくするために照明を使用しました。 LEDに中程度のフィルターと強度レベル3を使用しました。 鋭い角度で照明を当てました。
下の2枚の写真では、右側の写真の方が左側より暖かく、明るい雰囲気を出しています。 サモサももっと美味しそうに見えます。

写真8

ヒント
照明をシーンに近づけすぎると影がはっきり出すぎて不自然になるので気を付けてください。 人工の光を当てたことが明らかで、食べ物が美味しく見えません。 自然な結果を出すには照明を遠ざけてください。

下の写真では、同じ照明を異なる距離で使用しました。 左の写真ではパッションフルーツの影がはっきり見えます。 サモサも明るすぎます。 右では照明を遠ざけたので、より自然でマイルドな結果になっています。

写真9

この照明でいろいろテストした結果、撮影に良い効果を与えることが分りました。 照明は常に必要なわけではありませんが、影を取り、暖かい雰囲気を与え、必要な部分をハイライトする効果があります。 とても実用的で使用が簡単で、余分なスペースも取りません。 写真にちょうどよい照明を与えてくれます。 唯一の問題はUSB電源の充電ケーブルが短すぎることでした。

ChefNini

Virginie は2008年2月以来、chefNiniというペンネームで料理ブログを執筆しています。レシピ、技術的な記事、買いものガイドと製品テストについて情報を提供しています。
2011年から写真、スタイリング、クリエィティブな料理サービスも提供しています。
Virginieは料理写真に関する本をPearsonから、またEditions 365からCulinary Almanac (料理年鑑)を出版しています。

ブログ: http://www.chefnini.com/
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