26.05.2015

iPhoneで、流れ落ちる滝の水を撮影

26.05.2015

iPhoneで、流れ落ちる滝の水を撮影

水が流れ落ちてているように見える滝の、素敵な写真をどうやって撮るのだろう..と思ったことはありませんか? そのような写真をiPhoneでも撮れるのでしょうか?

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答えはイエスです!

流れ落ちる水は、写真が実際に撮られている時間の長さの結果なのです。デジタル一眼レフカメラでのこの手法は、シャッタースピードを長めに設定する、もしくはスローシャッターとして知られています。

携帯デバイスには通常、手動で行うような、典型的なシャッタースピードのコントロールはありません。 たとえシャッタースピードをコントロールできても、大抵の写真は明るくなりすぎます。

シャッターを長く開けておけばおくほど、光を取り込みすぎるため、露出オーバーとなり写真が明るくなります。 水道の下に置いたカップに水を入れすぎて、 最後には水がカップからあふれ出してしまうようなものなのです。

滝の撮影は、太陽がまだ明るい時にするのが理想的なので、大抵は、NDフィルター(減光フィルター)というアクセサリーが必要となります。
これはカメラに暗いサングラスをかけるようなもので、長めのシャッタースピードでも撮影できるように補うものなのです。 長いシャッタースピードは光をより多く取り入れますが、被写体ぶれが起こるため、流れる水が写真上でも実際に動くように見えるのです。

では、どのようにして、これをiPhoneで撮影するのでしょうか?
朗報として、長時間の露出と被写体ぶれを写真の中に作成できる、専門アプリが幾つかあります。
問題としては、非常に便利なスマホのアクセサリーを持っていない限り、これらのアプリは使えないということがあります。
まず三脚が必要です。

注: マンフロットの新製品KLYP+PIXI ミニ三脚は、これにぴったりのオプションでしょう(KLYP+の素晴らしい様々なレンズが装着できるのは、いうまでもありません)。

MKTKLYP6_det01

三脚にスマホを取り付けたら、専門アプリを使用します。

私のお気に入りはSlowShutterと呼ばれるアプリです。
SlowShutterのダウンロードはこちらをクリック。

使用方法:

1. スマートフォンを三脚に取りつけます。
2. カメラをセットし、構図を決めます。
3. SlowShutterを開きます。
4. “Exposure(露出)”を選択し、希望の設定を行います。私の好みの設定は、以下となります。

– Capture modeでのMotion
– Blur Strengthは、「Very High」または「Maximum」

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5. シャッタースピード時間を変えることで、お望みのしゃったスピードに設定します。

シャッタースピードが長ければ長いほど、より動体ブレを作ることができます。 が、カメラが動いたり、風やフレーム内の人などのせいで、必要のないモーションブラーが起こることがあります。 (人間は長時間じっとしていることはできません。)

私はシャッタースピードオプションをいろいろと試して、状況に合うものを選びます。

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プロの技: SlowShutter アプリを遅延タイマーで設定すれば、カメラはタッチによる動きが収まるまで待ち、長時間露出が始まるまで、パーフェクトに静止しておいてくれます。 (「設定」アイコンをクリックし、「セルフタイマー」を希望する遅延時間に設定します。)

以下が滝の撮影における私のお気に入りのショットです:

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以上です。お試しあれ。 🙂

David Molnar

David Molnarは音楽・広告分野のフォトグラファー、および「iPhone Only Photography」の著者として有名です。彼の作品は2800万缶のペプシやマウンテンビュー、そのほか、People Magazine、The New York Timesなどで見ることができます。
彼の無料の電子書籍、「iPhone Photography Toolkit」には、プロも必携の iPhone アプリとアクセサリーが掲載されています!
http://davidmolnar.com/free

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