25.11.2015

「スロービルド」レイヤーテクニックを用いた、豊かで繊細なiPhone作品

25.11.2015

「スロービルド」レイヤーテクニックを用いた、豊かで繊細なiPhone作品

繊細で深遠、かつ興味深いモバイルアートを創造するには、いろいろなアプリとアプリ内のフィルターとツールを使用したくなると思います。
私は絵画を描くように、デジタルアートを制作します。 低部にあるレイヤーが見えるように薄いレイヤーを1つずつ重ねます。 iPhoneで製作するデジタルアートには1作品に5つ以上のアプリを使用します。各レイヤーの強度を抑え、微細なレイヤーを少しづつ重ねるために、作品は調整されたレイヤーの合成になります。 下にあるレイヤーを見せるためにアプリのマスキング機能を利用し、レイヤーを部分的に洗い落としてしまうこともあります。これは、特に特別な要素がその中にあり、それがプロセス中に失われないようにする場合、有効な方法です。

このステップ別のチュートリアルでは、私が「スロービルド」テクニックと呼んでいる、iPHoneのみで構築する制作プロセスをご紹介します… 

プロセス:

  • ステップ1: シーンの構図を決め、写真を撮影します。私は、この画像を黒いシートの上に花を置き、左手でポーズを作り、 Camera+を使用して右手で撮影しました。このアプリは内蔵セルフタイマーを搭載しているため、三脚なしでもこのような写真を撮影できます。 またイメージスタビライザー機能により、手が完全に静止している時だけ写真を撮影することができます。 同じアプリ内の「Scenes」機能を使用して露出を調整し、ブラック&ホワイトフィルタを適用しました。

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  • ステップ2: Noirアプリで印象的なハイライトとシャドーを作成する: このアプリは、美しくドラマチックな光を、深く暗いシャドーとコントラストさせて見せることができるため、私のお気に入りの1つとなっています。 この例では、Noirを使用し、花と、花に触れようとする指先の両方を照らしだしました。
    また、光が神秘的な影の中に徐々に吸い込まれるよう見せ、作品に情感の深さを加えました。

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  • ステップ3: Camera+でセピアトーンを追加: このプロセスでは、もう少し柔らかな感触を与えるために、Camera+の(不透明度を低減した)セピアフィルタを適用してみました。 これにより、ヴィンテージ・アンティークな感じの見た目が達成され、センチメンタルな雰囲気を演出することができました。

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  • ステップ4: 少々荒れたテキスチャを追加する: このプロジェクトでは、次の3ステップにて、いろいろなアプリから微妙なテキスチャレイヤーを追加し、希望する効果を少しづつ組み合わせるようにします。 これは不透明度が低減された「Split Wall」 テキスチャで、スクリーンブレンドモードが適用されています。 スクリーンモードと組み合わせたライトトーンのテクスチャが暗い背景によく合います。

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  • ステップ5: ScratchCamで2番目のテキスチャを追加する:  このアプリは面白いランダム機能を搭載しています(2個のさいころを転がして結果を見るようなものです)。 私はこの特徴をスタートポイントとして利用し、面白いと思えれば、希望する効果が出るまで工夫を重ねて磨き上げます。 このテクスチャの強度はかなり低く抑えることができたため、かなり微妙に見えます。 じっくり見ないと変化が分らないかもしれません。

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  • ステップ6: PicFXで3番目のテキスチャと追加する: 最後に PicFXアプリを利用し、とてもマイルドなテキスチャを追加しました。’Scratches’フィルタセットから1つ選んで使用し、不透明度を大幅に抑えました。

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その他の例#1: 使用アプリCamera+ を利用して写真を撮影し、ブラック&ホワイトフィルターを追加、その後、全体にブラー効果を加えるために BlurFX を利用しました。ハイライト/シャドーを定義するために Noirを用い、光の洩れをシミュレートするために Mextures 、テキスチャを加えるために Stackables を使用しました。

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その他の例#2: 使用アプリ: Camera+を使用し、雪の破片をクリーンアップするために Leonardoのクローンを使用、トーンとテキスチャのために Vintage Scene、明るいトーンを出すために SkipBleach、微細なテキスチャレイヤーを追加するために Stackables を使用しました。

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その他の例#3: 使用アプリ: Camera+ (ブラック&ホワイトフィルタ)およびトーン効果に PicFX 、テキスチャ用にBlurFXNoirStackablesMextures を使用しました。

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その他の例#4: 使用アプリ: Camera+およびエッジにBlurFX 、トーン効果に Vintage Scene、テキスチャにStackablesMextures、 .PNG ゴールド要素を追加するために Image Blender を使用しました。

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Susan Tuttle

アメリカ、メイン州出身の受賞歴を持つiPhoneとDSLR写真家。Susanはフォトショップを使用するデジタルアート、モバイルフォトグラフィー、DSLRフォトグラフィー、ミックスメディアアートを主題とする4冊の解説本の著者です(F+WM Media、North Light Booksにより米国と海外で出版)。彼女の最新作、Art of Everyday Photography: Move Toward Manual and Make Creative Photos(DSLRフォトグラフィーとモバイルフォトグラフィーに関する本)は最近 North Light Booksから出版され、Amazonの写真カテゴリーでベストセラーになっています。

Susan は現在、The Art of iPhoneography Self-Portraiture、http://fineartgrunge.com/iphonecoursespecial/?orid=4849&opid=2 と 共同ラボ: Paint, Paper and iPhoneography Magic http://www.colabartistry.com/ (ベストセラー著者であり、ミックスメディアアーティストであるAlena Hennessy と共に指導を行う)という2本の写真オンライン講座を提供しています。 またSomerset Digital Studio Magazineのテクニカルアドバイザーでもあります。彼女の他の作品、ブログ、ワークショップについての詳細は、ウェブサイト、SusanTuttlePhotography.com、 Instagram: susantuttle、 Facebook: https://www.facebook.com/susan.tuttle.144をご覧ください。

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